たむ

ファントマの偽判事のたむのレビュー・感想・評価

ファントマの偽判事(1914年製作の映画)
4.1
ファントマ5部作、ついに完結…か?
華麗なる犯罪者ファントマと警察の攻防のクライマックスをむかえる全5部作の第5作目です。
ファントマも判事になりすまし、法権力の側で暗躍する皮肉も物語を盛り上げます。
また、作品も実験的で鐘を鳴らすシーンを縦長の画角、スマホを立てたようなサイズにしていたり、サイレント時代は画角をコントロールして、表現にいかしていました。
サイレント映画を代表する活劇としての地位が不動なのは、クリフハンガーを多用した連続活劇がその後の映画の物語構成に尋常ではない影響を与えているからですね。
個人的には、活劇としても、クリフハンガーとしても、二作目が一番面白かったですが、本作のどんでん返しも今でも通用する社会的なテーマが入っていますね。

余談ですが、このレビューを書く直前に、フォロワーの方が100名となりました。
好き勝手につたない文章で、映画の感想をアップしているのですが、読んでいただける方がいることを本当に嬉しく思っています。
サイレント映画の代表作をアップする時にそれを知れたのも、何か面白いものを感じています。
これからも映画の感想をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。
たむ

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