「未来から見れば、この夜も違って見えるのかもしれない」
たった3度しか会ったことがない男女の恋。
ギタリストとして自分の限界を感じつつ満足できず悩む中で出会い、少しづつ明るさや希望に包まれているのが優しく微笑ましかったが、あの展開がとにかく悲し過ぎた。
こんなに思い合っているのに、どうしてすれ違っていかなければならないのか。彼女のあの行動がなかったら、彼らはどんな幸せな日々を送っていたのだろうか。
しかもお互い別の道を歩き出した時にあんな告白をされて、どう心の整理をつければいいのだろう。そりゃあ、どんな悲しい真実でも、真実を知っていた方がいいとは思うが、もう取り戻せないあの時間を悔やまずにはいられない。
2020.12.9.121本目