ちゃーりー

マチネの終わりにのちゃーりーのレビュー・感想・評価

マチネの終わりに(2019年製作の映画)
3.7
【総評】
かなり良かった!
(↑プロフ&ここの下段のマイ評価ゲージ参照ください)

【俳優評価】
福山雅治
主演作では1番いい。
観るまでは原作との年齢差を懸念したが、福山もゆり子も若いから違和感なし。もう福山以外の蒔野は想像できない。
男W主演作(是枝とウー)はどちらも作品的に中途半端で、是枝のは設定的に存在感不足、ウーのはアクション頑張ったのに脚本がダメダメで徒労だったが、石田ゆり子とのWは違和感なく作品にひたれた。原作の地チカラが段違いだからか?感情が爆発するシーンでは観ていてビクッとした。
(申し訳ないが)福山の音楽活動はこの5年かなり煮詰まってるようなので、来年は30周年といっても今後は映像に活躍の場を移すのでわ?

石田ゆり子
抑えた演技がむしろ感情移入させる。新しい吉永小百合or栗原小巻の誕生を感じた。

伊勢谷友介
そのまんま。

桜井ユキ
ほとんどの女性がユキの立場に立つことが多いかもしれない。外観としてもゆり子と対照的で、その点が観客に自己嫌悪感を持たせて成功している。
しかも、黙っていれば保てた幸せを蒔野の芸術のために捨てる一途さと、これから失うだろういろいろが想像されて涙ぐんでしまう。

風吹ジュン
フランス人監督の元妻という国際性と長崎弁がミスマッチで、好きな女優だけどここは違和感残った。

【おまけ】
西谷監督作品にしては、パリ、ニューヨークと長崎の風景カットが極端に少なめな気がした。アマルフィやアンダルシアでは観光広告映画かというほど多過ぎだったがないとさみしい。それぞれあと30秒〜1分くらいの風景あっても良かった。そこから感じる余白ってあるんだなとおもった。



記録
試写会
①2019.10.23
有楽町朝日ホール
②2019.10.28
虎ノ門ニッショーホール


【マイ評価ゲージver.2】
5.0棺桶に入れて持っていきたい!
4.5すごい!すごく良かった!
4.0すごく良かった!
3.8かなり良かった!
3.0良かった!
2.5まあまあ良かった。
2.0ふつう
1.5ちょっと残念
1.0残念
0.5ひでえ
0.0不快
0.0怒り
0.0抹消
ちゃーりー

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