ヤマト

アルキメデスの大戦のヤマトのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
4.0
2022年8作品目
韓国映画から離れて久々の邦画です!

ジャンルは好きなジャンルの戦争。
基本的にはキャッチコピーにもある「これは、数学で戦争を止めようとした男の物語。」とあるように【菅田将暉】演じる天才数学者・櫂直が数学的能力で、戦艦大和の建設にかかる莫大な費用を試算し、その裏に隠された不正を暴くことで計画を打ち崩そうと立ち向かっていく作品でドンパチは少ないのですが、冒頭はガッツリ戦争なので、戦争描写が苦手な方は注意が必要です。

ただドンパチ描写が好きな人でも全体的なストーリーと櫂直は数学で戦争を止められるのか?と頑張る姿は飽きることなく最後まで満足のいく作品でした。

振り返ってみて感じたこと。
日本人なら誰でも知っている海軍少将・山本五十六を演じた【舘ひろし】は今まで観てきた山本五十六のイメージとはちょっと違うかなと。
そして最後のタヌキっぷりの山本五十六は何か嫌だ。

櫂の直属の部下になる田中少尉を演じた【柄本佑】はグッド!
良いキャラでした。
最初は櫂の考えや行動に難色を示していたのに櫂の才能の凄さを知り、協力していく姿は本当に良かった。

令嬢の尾崎鏡子を演じた【浜辺美波】は《君の膵臓をたべたい》きっかけで好きになった女優ではあるのだが…。
何か違うというか、個人的には令嬢役の【浜辺美波】にはハマりませんでした。
でも好きだからOKという感じです(笑)

鑑賞するに辺り僕の決定的なミスとして。
ラストシーンまで戦艦[大和]の設計の事だと気づいていなかったこと(笑)
基本的に映画を観るときはあらすじとかもほとんど観ることなく直感で選ぶことがほとんどなのですが…。
こんなにも大々的に戦艦[大和]、戦艦[大和]って誰でも知ってる戦艦の名前が出ているのにラストで『これ大和だったの!?』って勝手に衝撃を受けてました(笑)
ある意味それが良かったのかも(笑)

そして原作を全く観ていなかったので、予備知識0で望んだこちらの作品の鑑賞。
それでもこのスコアをつけたいくらい満足のいく作品だったのでお勧めです(笑)
最後の櫂の涙も良かった。
機会あったら原作読んでみよー。

あ、ちなみにタイトルにもある[アルキメデス]は、古代ギリシアの数学者です。
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