このレビューはネタバレを含みます
菅田将暉の演技と音楽の効果で、大和建造費用を計算するという目的に向かう様は、こちらも熱くなるような勢いがある。
そして日本の未来を考えてのことという背景が、一層のめり込ませてくれる。
本物の戦艦に乗り込んで実地で寸法を測り、決まりを破って設計図を見て、価格を知るために大阪まで往復2日の移動時間をかけて行くなど、櫂直の行動力を見ていると力をもらえるようだった。
いずれにせよ戦争に向かっていくのであれば、美しい戦艦を作って国民に自信を持たせ、それも結局沈んでしまうということにより国民にまた力を与えようという意図は、少し理解しがたいところがあった。