みゆ

15年後のラブソングのみゆのネタバレレビュー・内容・結末

15年後のラブソング(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

イギリスの港町サンドクリフ。博物館で働くアラサー女子アニーは、長年一緒に暮らす腐れ縁の恋人ダンカンと平穏な毎日を送っていた。そんなある日、彼女のもとに1通のメールが届く。送り主はダンカンが心酔するミュージシャンで、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロックスター タッカー・クロウからだった。
会話、メールのやりとり、日常の風景、イギリスの海辺の町並みがまた美しくて良い。音楽にこだわりのある原作者に敬意を評してか、置いてある楽器も往年のエレクトリックピアノ。さりげなくユーモラスでお洒落。息子くんがとてもかわいいし、これからを予感させるラストシーンでのイーサン・ホークの表情がとても素敵でした。
年を重ねると考えすぎて新しい世界が怖くなる。メール1通を思い切って出すだけでも勇気が必要。その先に楽しいことがあってもいいよね、と思わせてくれる映画でした。
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