くるみ

さすらいの青春のくるみのレビュー・感想・評価

さすらいの青春(1966年製作の映画)
4.2
悲哀に満ちた青春物語。沁みたなぁ…。自分の想いは置き去りにして他者の幸せを願う、そんな青臭い生き方しかまだ知らないこの主人公達が眩しすぎた!そして手軽に人と繋がる現代では薄れつつある感情がここにはある。
青春恋愛映画としては個性的な演出をしているのが特徴。やりすぎとも思えるけども、森の館、チェンバロが相まって桃源郷的な手触りが忘れ難い。ただ傑作になり得た作品なのに"金色の眼の女"同様、事前情報なしだと前半部分が分かりづらくて、なんだかとても損してる気がする…。でも、私はお気に入りです!
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