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殺人者にスポットライトのENDOのレビュー・感想・評価

殺人者にスポットライト(1961年製作の映画)
4.0
不思議な叙情感のある映像。スポットライトに間近で当たるだけで死んだりする世界。城をテーマパーク化して大衆の面前で反復される忌まわしい伝説。倦怠とエゴに塗れた登場人物たちの振る舞いはどこか滑稽。窓辺から放たれる銃弾の軌道の奥行きの活かし方が渋い。最後に流れる Georges BrassensのLes funerailles d'antan (昔ながらの葬式)は一変して軽妙で明るい。葬儀が楽しい催しであった時代を回顧する歌みたいです。部外者であるMichelineの存在に癒される。
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