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スヴァネティの塩のoyuのレビュー・感想・評価

スヴァネティの塩(1930年製作の映画)
4.5
こんな場所でどうやって人の暮らしが始まったのかと思うくらいに外界からのアクセス劣悪な谷間に住む部族の話(たぶんほぼドキュメンタリー)

前半は暮らしの様子、その質素さと過酷さを淡々と伝えていたので、後半の展開がかなり意外でドキドキしながら観た
塩のない暮らしなんて考えたこともなかったけど、塩が入ってこない、土地に塩分がないっていことがどれほど生活や文化、宗教にまで影響するのか、知らない世界や時代を覗き見るという意味ではものすごく意義深かった
5ヵ年計画の3年間で全長107kmのうち50kmを切り開いたというラストは、やっぱりそれだけ厳しい環境ってことを言いたかったのかな

それにしてもロケーションといい建物といい、ナウシカのふるさとの風の谷そのものだった
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