ジョージアの自然、人々の生活のダイナミズムを映し取ったドキュメンタリーを模したプロパガンダ映画。民衆を抑圧する旧時代のクラン・システムをソ連の社会主義システムが駆逐し、人々の生活を豊かにするんだとい…
>>続きを読む「戦争と貞操」の監督がキャリア初期に故郷ジョージアで撮ったモキュメンタリーサイレント映画。この時期特有の旧体制からソビエト建設に至るシーンを描いたプロパガンダのひとつだったようだ。
舞台になるのがジ…
無声映画時代を代表するドキュメンタリー。コーカサスのスヴァネティ地方、過酷な自然環境の中で生きる人々の姿が四季を通じて映し出される。
■ABOUT
ジョージア北西部、コーカサスのスヴァネティ地方で…
このレビューはネタバレを含みます
エイゼンシュテインを倍速にしてドッカンドッカンにしたみたいな映像が、塩を求めるスヴァンの人々や動物の飢えと壮絶に共鳴するアヴァンギャルドなプロパガンダ映画。尿をなめる牛、血を飲む犬、祭のごとき葬式と…
>>続きを読むカラトーゾフの画面いっぱいに迸るサイレント!
映像だけじゃなくロシアのグラフィック構成主義はもうゴリゴリの身体・推進・運動なんだよね。自然、宗教、因習、土地柄、もうすべて引っくるめていらんねん、ダイ…
大学の課題で観たんだけど想像の10倍は面白いして映像自体も完成度高くて引き込まれた。直近で見たロシア系映画が「大地」だったから特に収穫シーンのモンタージュとか通じるとこあったなあ。引きのショットの美…
>>続きを読む大学の授業で鑑賞。
これがドキュメンタリーだというのに驚くくらい、生々しくて厳しい暮らしが描かれている。
キーワードとなるのは「自然」と「宗教」で、このふたつに村の暮らしが支配されている。
季節…
素早いカットバックの繰り返しによる映像スタイルは、カラトーゾフが「怒りのキューバ」で見せた圧倒的オリジナリティというよりは、まだソヴィエト・モンタージュ派の一角といった印象。逆光によりシルエットと化…
>>続きを読む