千里

二階堂家物語の千里のネタバレレビュー・内容・結末

二階堂家物語(2019年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

石橋静河さんが出演されているのと、河瀬直美さんがエグゼクティブプロデューサーというところに惹かれて観賞。

その地で権力を持つ長く続く名家のしきたりのせいで苦しむ家族を、世の中の嫌なことの比喩として描く物語。この家の風習が嫌いだと言いつつも、結局染み付いたものはなかなか取れないという現実の辛さを延々と嫌な感じで描いていた印象。

跡継ぎの息子という肩書きに執着し続けるばかり本当の愛を見失う男と、家の風習を疎ましく感じつつも大事な時にその影響をもろに受けてる感じの娘。あの家の血を途絶えさせることってそんなにいけないことなの?祖母も亡くなったしもう自由にすればいいと思うのだけど...ラストも結局って感じで全然共感出来なかったな。
千里

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