Yurari

岬の兄妹のYurariのネタバレレビュー・内容・結末

岬の兄妹(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

足の不自由な兄と知的障碍の妹。職を失った兄は妹に売春させる事にした・・。明るい話ではないと覚悟していたが、想像以上に絶望的。見なければ良かったとさえ思った。

とにかく兄が鬼畜すぎる。「お前は足が悪いんじゃない、頭が悪いんだよ!」と言われていたが、本当にその通り。頭が悪い、というか 根っから腐っているんじゃなかろうか。

ただ、彼がなぜこの状況に陥ってしまったのか?そのあたりを考えると、決して彼だけを責める訳にはいかないのだろう。頭では分かっている・・。が、彼に共感を示す事は難しい。

この映画にはとにかくクソみたいな人ばかりが出てくる。(本物のクソも出てくる😨)人間の暗部がこれでもかと描かれる。そして過度に生々しい。演者の圧倒的な表現力の高さとも言えるのだろうが・・。

ところで兄の友人のハジメちゃん。借金などで散々迷惑をかけられているのに、なんで友達なんだろう?そして友達なんだったら、もっと助けになれたのではないか。最初から最後まで中途半端な存在だった。
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