岬の兄妹のaaのネタバレレビュー・内容・結末

ある港町で自閉症の妹、真理子と二人暮らしをしている良夫。足が悪く仕事を解雇されて生活に困った良夫は、ふとしたきっかけから真理子に売春をさせて生計を立てようとする。罪悪感を覚えながらも売春によって得たお金で生活がマシになっていくことと、求められて嬉しがる初めての真理子を見ることで複雑な心境になりながら続ける。しかしある日真理子が妊娠してしまう。勿論育てられる筈もないので稼いだお金で堕ろし、良夫は再就職。全て元通りかと思ったが、ラスト、良夫の携帯に着信があり、それにどことなく嬉しそうに振り返る真理子の姿で終了。まあ結局一度覚えたことはやめられないんだろうし、貧困の問題が解決している訳でもないから当然か。日本にいると感じることは少ないが、生活に困窮したら人間誰だってこうなるという、結構至極当たり前の話だった。ので思ったより衝撃はない。