anguish

岬の兄妹のanguishのレビュー・感想・評価

岬の兄妹(2018年製作の映画)
3.2
●答えは出ない、自分にフィードバックしても綺麗ごとばかり思ってしまう。自分の環境、境遇は偶々健康で貧乏ではあるけれど普通の生活をさせてもらっている、これからどうなるか分からない。それは金持ちだろうが貧乏だろうが大なり小なり不安はあるだろうけど金さえあれば地べたを這いずり回らなくていい、這いずれるだけまだましかもしれない。

この作品は誇張しているので罪の意識が薄いらいでいるのが唯一の救いかも。生まれた時から植えつけられる人間像からかけ離れると嫌悪感が沸く、倫理を超えた先、チャンスはあったんじゃないか?なんて簡単に思ってしまった自分は単細胞かもしれない。ただ本能のまま生きようとした兄妹に色んな思いが綯交ぜになり袋小路に迷い込む、これは映画という虚像ではない事だけは分かる。

20220814-22(196)
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