重い。胸糞映画。で、片付けたくないくらい好きな作品です。
好きというより、倫理観や価値観を考えさせられる胸に残る作品。
岬に住む、脚の不自由な兄と自閉症の妹。
兄はリストラされ、身体を売っていた妹に協力?し、どんどん売春させる。
上手くいかなくて爆発したり、
妹の売春相手が危なかったり、、、
中学生とのシーンは笑えるし、笑っていいのかわからない状況ですが(笑)
売春によって救われた人もいるんだなと思うと、ヘラヘラしてる妹まりこちゃんが急に可愛く見えました。
また、終盤で妹がこれまでの悲惨な状況に対する思いを爆発させるかのように号泣するシーンには胸が痛みます。ここまでで辛さがマックスです。
ラストのシーンで誰かから電話がかかってきます。他の方の投稿でもありましたが、電話の相手は客の一人である小人症の青年のような気がします。彼も新聞紙で窓を塞いでおり生活が満たされないものであることがうかがえます。
この青年も含めて彼らの未來にほんのわずかに光明が見えるかたちで映画が終了し、少し救われました。
生活保護受ければいいのではと思いましたが、そこを突っ込んではあれですよね……