生々しさが凄かった。
身も蓋も無い貧乏。
貧しくとも美しい、
みたいな事は一切ない。
目を背けたくなる貧乏。
ていうか、目を背けている貧乏。
貧困ではなく貧乏という言葉を
敢えて使う。
真理子はキチンとした保護者の元にいたら
一生セックスしなかったかもしれない。
純粋にセックスが気持ち良い、
楽しいと感じてそうだった。
お化粧も楽しそうだった。
たじろいでしまう問いかけが
たくさんあった。
障害を持ってる人は、
障害を持ってる他の人に
優しくしないといけないですか？
法律が自分を守ってくれない時
法律を守る必要がありますか？
小人の男性をものすごくフラットに
正当に画面に
登場させてる所も感服した点。
立ってる所は暗くして、
あとは寝てるか、
上半身だけしか映さない。
身長以外は普通の人と変わらない
彼の知性と自立した大人の男性である
という当たり前の事がちゃんと伝わった。
