「生きる」って、こういうことなんかもなぁ〜。
兄は足、妹は頭に障害があり、兄は勤めている職場が首になり、家賃が払えなくなってしまう。
そのうち、兄は妹の体を売って生活費を賄うように…。
ハイエナたちが兄妹にたかりだす。
…あまりにも悲惨な生活実態に目が離せなくなる。
それにしてもキッツイ。。。
片山監督、処女作こんなエグい作品撮ってたんか。
こういう不幸がまだ日本にあるって考えるだけで、心すり減る…。
でも、福祉でもまだサポートされていない人たちがいるっていう、スポットライトを当てる意味でもこういう映画が発表される意義深さあるんだろうな。
あと、さすが片山監督だけあって、映像の中にも美しさやキャラクターたちの無邪気さ・力強さに不思議な可愛さすら感じて素晴らしかった。
あと、片山監督はいつも終わり方が秀逸。
兄の元にかかってきた電話は誰からなのか。
そして、妹が振り返ったときの表情は何を意味しているのか。
