普通に考えたら生活保護の申請しなよと思うけど、自他共に認める頭が悪い良夫には多分ハードルが高い気がする。
まず役所が開いてる時間帯に役所に行って窓口が開くまで待って何種類もの書類を書いて手続きをしないといけないと思うんだけど、普通の人ですら手間だなと思うことが良夫にできるのか？と思う。
肇が生活保護について知らないとも思えないしそう言う類のものを一切出さないのもおかしいから、最初のうちは進めたりアドバイスしたけど一向にされる気配がないからもはや諦めたのかな。
妊娠もだけど性病のリスクもあるんだから定期的に検査しないとその間仕事できずに収入得られなくなるよねとか、そもそも売春が違法だからやるにしてももっと上手くやらないとその内逮捕されかねないとか思うけど
それってやっぱり知識がないとその発想にならないんだよなとなって、彼らが貧困を脱せない理由にも繋がって頭抱えた。
ラストの電話は客だと思う。
仕事に復帰しても売春の方が楽に稼げるし真理子も性行為が気持ちいいものとして刷り込まれてるから仕事をしたいと言う思考になっていそう。
(そして多分自分が妊娠したことも堕胎したことも分かってない感じがする)
部屋とか着てるものとかの生活感漂う感じが凄く良い。
こう言う部分作り込んでくれる作品に外れはない。
