このレビューはネタバレを含みます
最後まで観たので再投稿
分かってはいたけど綺麗事じゃ片付かないことは数え切れないほどあって、むしろそれがほとんどで、その事実を目の前に突きつけられる映画。
マリコのような障害のある人も当たり前だけど人間として自我を持って生きてるし、愛されたいし、いっぱい食べたいし、気持ちを分かって欲しい。泣き叫んだりはしゃいだりする純粋さと、兄妹2人のしていることの差というかコントラストがなんともグロテスク。マリコはお腹の中に命があることを誰よりも理解してて、その大切さも理解してたと思う。その分余計辛かっただろうな……
兄も何か他にやりようがあったんじゃないかと、私はまだマシな方法も、もっと酷い方法も色々思いつくけど、どん底の中で見えたひとつの希望に一所懸命すがって生きるしかなかったのだろう。
要所要所で吐きそうになりながら見たけど、胸糞とか気持ち悪いとかいう言葉だけで終わらせるべきでは無い。他人事でなく実際にどこかで起きているんだろう。観れて良かったのかも。ラストは色々考えられるけど、何故かパッと思いついたのは、電話はあの小人症の客からなんじゃないかということ。なんかそうであって欲しい。でも一番しっくりくるのは、新たな客からの電話説。あ〜辛い！ティッシュ口に入れたらちょい甘くらいだった。調べたら、鼻セレブとかがめっちゃ甘いらしい！ウンコ投げつけは私も参考にしようと思った！！
