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岬の兄妹のyamatakeのレビュー・感想・評価

岬の兄妹(2018年製作の映画)
3.6
2019/劇場鑑賞73本目

とある岬に住む2人の兄妹。足の悪い兄と自閉症の妹は当然仕事がなく、苦しい生活を送っている。ある日、妹が売春行為をしたことに兄が気づき…というお話。

この映画まったくのノーマークだったんですが、未体験ゾーン帰りに2人組みのオバ様方が「岬の兄妹やばかったねぇ〜。これを超える邦画は今年中には見れんよ!」と語り合ってたので、それは見なきゃってなりました。それで私の見た劇場では一週間限定公開だったので、それにも見たい欲が喚起されてしまいました。やられた…

で、物語なんですが、絶望の淵に絶望を見るという感じです。これほんとにキツイ…
オバ様方がはしゃいでたのも納得のヤバさです。
この映画からは光が見えません。それくらい暗く重いです。日本の暗部の暗部を除いてる感じで希望がゼロ…。ホントに絶望。
鑑賞する際には覚悟が必要です。
ただそれほど伝えたいことをストレートに伝えられてます。

たぶん『万引き家族』が引き合いに出されると思いますが、比較にならないくらい重いです…。家族の本質…

監督は片山慎三さんという方で、本作が初長編らしいんですが、期待大です。初長編がこれって…
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