ナチョス

おかえり、ブルゴーニュへのナチョスのレビュー・感想・評価

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)
4.3
最初に申し上げますが、私は"フランスの田舎"に弱いので、本作完全に贔屓しています笑

幼い頃から撮影者視点のみで世界を旅する系の番組が好きなので、こういった海外の田舎というだけで懐かしさや安心感を覚えてしまいます。

本作は劇的な展開はなく、落ち着いたストーリーです。

時々ドキュメンタリーのようにも感じます。

私と同じように、のんびりした風景、展開が好きな方でなければ、味気なく感じてしまうかもしれません。

本作では「相続」「家族」「土地」などについて語られます。

私も20歳になり、親のことを真剣に考えなければいけない年齢になりました。

本作を観て、もしも私が留学したり海外に移住したら、親の面倒を兄弟に任せることになるな、と考えさせられました。

あまり思っていることを口に出さない父と息子という設定も、私に当てはまっていたので、より物語が入ってきました。

これからのこと、真剣に考えないといけないなぁ。大切な話は家族に納得してもらえるように話さなければいけないなぁ、と。

少々、個人的な話になりましたが、私にとっては大切な一本になりました。


ーーーーーー余談ーーーーーー

本作で「燃ゆる女の肖像」を思い出すあるシーンがありました。フランス映画ということもありますので、オマージュしているのでしょうか?
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