あの有名な無言の葬列のシーンが白眉ではあるものの、その他、例えばラストの画面奥行きを利用したカット。判事が家の奥に歩いていき、照明がふっと落ちるあのカットの凄さ。(捜索者や長い灰色の線のラストと同じ…
>>続きを読む1953年”The Sun Shines Bright”。南軍退役軍人会、または禁酒にこっそり反対するオヤジの会が、じわじわと良い話に向けてエピソードを積み重ねていく。無実の罪を着せられた黒人少年を…
>>続きを読む1953年、巨匠ジョン・ホールフォード作
古き良きアメリカを描くヒューマンドラマ
感覚的にはもっと古い、戦前のような気もしたが、
作品群を改めて見ると、ジョン・フォードとしては、後期に入る頃の円熟…
蓮實重彦のジョン・フォード論を立ち読みしていたら登場して、最近見たことを思い出した。言及されていたのは、この映画の葬列のシーンだ。ジョン・フォードにおいて、複数の人間たちが、無言で行進するシーンがい…
>>続きを読む今この映画を見ると黒人差別の問題は本当に根深いと感じる。1953年でこれで、2020年になってもまだ同じ事で争っている。フォードってアメリカ国民は一人一人は良い奴でも、集団になると馬鹿に成ると思って…
>>続きを読む鑑賞番号2004
53年のジョン・フォードによる「プリースト判事」の一本。南北戦争から40年、南北戦争で戦った退役軍人たちの対立の名残が残る、ケンタッキーの田舎町。巡回判事の選挙が間近に控えるプリー…
途中まではかなり退屈だったが、行進の場面からは素晴らしかった。北軍の人間が躊躇なく葬礼に参加したのが良かった。観る前は対立候補があくどい手を使ってくるのかと思っていたが、嫌みったらしいだけで選挙運動…
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