このレビューはネタバレを含みます
重いテーマ。
撃ち合いのない静かな西部劇。
何年も前にコマンチ族に拉致された家族を取り戻して欲しいという内容。
「ゴメスの女房が出産した」
「そらめでたい」
「ゴメスが墓に入って1年経つんだぜ」
「墓に飽きて出てくるやつもいるのさ」
🤣
前半は明るくコメディぽさもあった。
マケーブ保安官は悪役ではなく正直なだけ。彼は初めから希望を持つなと言っていた。ゲーリー中尉は誠実でずっとかっこよかった。最初に砂埃まみれで登場した時から。軍隊が大好きで月給80ドルで満足して暮らしている。
拉致された人の命や慣れ親しんだ生活は取引の材料にされた。諦めきれない開拓者の精神を諌めるために無理に連れてこられたのはいたたまれない。自殺する勇気とは別に苦しくても生き延びる勇気もある。うんうんそうだ。