多くを語らず、1つも無駄の無い洗練されたカットで、丁寧に胸糞を紡いで。
1つの事件、ニュースで見るような殺人事件の裏には、自分も経験しうるチリが積もっていることを、現代社会のリアルを感じさせられる。
複雑で、でも単純で。本人からしたらとても大事なことで、でも他人から見たら大したことなくて。
綺麗な風景から、ジメジメした風景。合唱の神秘的な聞こえ方から、不快感煽りに煽られまくる聞こえ方。小さな奇跡から、小さな事ですれ違うように。
最後のシーンには、少し予想してはいたのに、してたはずなのに、どうしてこんなにトリハダが止まらないのでしょうか…🫠
こんなにも観終わった後に興奮した映画は初めてでした。
大好きな雰囲気、生々しさ、不快感。🫶🏻
また観たい。
またこの不快感に染まりたい。