世界の片隅にだって居場所はある
終戦間際、広島から呉に嫁いできたすず(のん)の日常を紡ぐアニメ。
「この世界の片隅に」が、すずさんの日常を通して戦争を描いたのだとしたら、本作は戦争という時代を生きたすずさんを描いた、っていう感じかな。物語自体は同じだし、ほんわかした雰囲気と優しい絵柄も同じなんだけど、全然違う作品を見ていると思うほど印象が違う。
個人的には、こちらの方が好き。3時間近い長尺で、ドラマチックな展開もないのに、あまり長さを感じなかったし、むしろすずさんをいつまでも見ていたいなと感じた。