【結末を知って観る完全版のよさ】
今日は終戦記念日です。聞いたこともない母でも玉音放送のこと、薄っすらだけど怖いと感じた経験者の祖父の話。戦争映画で泣きそうになりながら話してくれた祖母、この日はしっかり意識します。
さて「まだ観てないん会」の選定作品『この世界の片隅に』の40分追加バージョン。完全版です。なんと、新規追記だということで。これは、原作再現ということでいいんかな?
序盤は同じように感じますが(というのも元を見直すと違ってて、序盤も丁寧になってます)あれ?このエピソードなかったような!?というのが時折出てきます。確かにカットされても何ら問題はない話、それでもこの小さな積み重ねで"すずの日常"がさらに彩り豊かだったことがわかるのです。
メインになるのはたった2年程の話なんですよね。後日談が女のコの話ね。
19年6月までは不穏さもなく"すずの節約レシピ"なんて楽しんでいました、が。
すずさんのキスシーンとかって、やっぱり意外ですよね。こんな時代だからこそ、夫婦の結びつきが大事だと思いますね。
憲兵のエピソードも笑って笑って。こんな雰囲気感じられないものね。
「戦争前の夏休みみたいやね」
元は原作より遊郭のリンのエピソードが減ってるとか。これは直接には繋がらないもんね。ということで、こちらが追加エピソード。ネタバレできないから。なんだか、せつない…
喜怒哀楽を表すすずちゃん、やっぱりいいね。
空襲警報出てるのにユーモア溢れるのも、またいい。深刻すぎないで生きてたんだね。
「戦争でのうても、人は亡くなる」
わかってはいたのに。それまでの生活を噛み締めていたら、玉音放送のすずちゃんで涙が止まらなかった…
やっぱり、戦争は絶対いけません。強く噛みしめる。
『この世界の片隅に』
https://filmarks.com/movies/62746/reviews/132652896
そんな今日ですが、休日に映画二本はしごしたので、また。