さちえ

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのさちえのレビュー・感想・評価

4.0
「この世界の片隅に」から3年後に製作された「この世界のさらにいくつもの片隅に」
続編ではなく、もともと「この世界の片隅に」にはやむを得ずカットしたシーンがあり、今回はそれを盛り込んだ作品とのこと

主にリンという遊郭の女性とのシーンが増え、すずさんが周作さんと結婚に至った理由がよくわかるようになりました😃
原作ではリン関係はかなり作品の重要な部分らしい…ので原作に忠実になった、ということなのかな?
追加シーンが入ったことでキャラクターに奥行きが出て、すずさんの女性としての感情の起伏がより伝わってきて感情移入できるようになってました✨

ところで今日は何を観ようかとアマプラを見てたら「キッズ映画」のカテゴリの一番最初にこれがあったので1人で観たのだけれど、追加シーンの中に夫婦の営みのシーンがあったのでこのカテゴライズはいいのかなぁ😅


私自身は小学1年の教室に置いてあった絵本「広島のピカ」、中学の図書室にあった「はだしのゲン」、学校の体育館でみせられた「ホタルの墓」全部トラウマになって戦争こわい❗になってるけど、今息子の小学校ではそういう本は置いてないらしい
自分がトラウマになったものを与えようとは思わないけれど、息子の中で戦争がどういうイメージで捉えられているのかは少し気になるところ…
今度「この世界の片隅に」の方を一緒に観てみようかな…

とりとめのないレビューになってしまいましたが…戦時下で暮らす人々の日常を、繊細で淡い色使いの絵柄と美しい音楽で現していて観てて癒されすらするのに、きっちり戦争の悲惨な部分も描いており、その対比が心に残る素晴らしい作品なので、幅広い人に観てもらいたい映画だと思います✨
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