Avayette25

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのAvayette25のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

リンちゃん
「死んだらなんもなくなる
それはそれで贅沢な事なんかもしれんよ」

「この世界に
居場所はそうそう無くなりゃせんよ」

一緒に居ながら
晴美を何故救えなかったのかと
すずを責めようとする径子。
あの子も気が動転しとって
本気で言うとりゃせんよ
娘を冷静に見つめる母サン。経験。

照明弾が打ち込まれる。
家が燃えそうになる。
晴美を救えなかった自分に嫌気が差し、
この家だけは守ろうと
発起するすずの姿。

周りの
「よかった」の声に対し、
どこがどうよかったんか
と自問するすず。葛藤。

サン
「みんなが笑うて
暮らせりゃええのにね」

自分も戦争の渦中に居るような気持ちに。
防空壕で隠れ。

元号も令和にまでなり、
他国ではウクライナとロシアのように
今なお戦争が起きている中、
平和な日本で
当たり前のように食べている食事、
お菓子も感謝しなければならない。

その時代に生まれただけで、
否応なく兵役や質素な食事を強いられる。
大事な人達も失ってしまう。

戦争は本当に惨いものだと感じました。
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