いちる

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのいちるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

哲、死んだのかと思ってたけどだんだん疑問になってきてググったら生きてるっぽいです。ごめん。アンタが英霊にならなくて本当に良かったよ。これからは君も当たり前のことで怒って謝って泣いてほしい。

・哲がちゃんと好きな子にいじわるするこどもで笑った 怖いし 寡黙な怖いガキ大将から陽気な水兵に
・哲が絵の代わりにカゴ渡すところ椿載せてて粋ねえと思ったけど、すずちゃんの結婚するときの晴れ着の模様や髪留めも椿モチーフなんだね
・わかりにくかったところがわかりやすくなっていてよい すずちゃんのお腹に子どもいると思ってたので明記してくれてありがとう
・花澤香菜さんのやっていた役、なんかすごいしみじみして生きていた 凄い みんなそうなんだけど 特に
・重なる部分ではあるけどすずちゃんが右手の記憶を辿るとき、1番最後の(右手が生み出した温かい記憶のなかで最古のもの)が、哲に描いた絵であり、周作といる時に夜空に切った海苔でないことは印象的
・リンとすずが全然違うけど友達になって、縁があって、ずっと気にかけているの、不思議だ
・最後の哲は生きているぽいけど声をかけない、のに、「水原さん」でなく「哲さん」呼びであるのはどんな違いなんだろうな
・いろんなサイト見て哲は選ばなかった道であるから声をかけることはしなかったというのがあったけど どうしてかな 笑って思い出せなくなるかもしれないから? でもあの時は笑っていたけど
→いや今わかったかも。思い出にしてくれということなんだつまりは。「思い出してくれ(これから会うことはないかも)」で、哲は腹を括ったんだ。笑って思い出してほしい、そんで哲も、ぬくくて甘いすずに選ばれることはこの先ないから、自分の中で普通で変わらないすずを抱いて生き続けたいんだ。そんですずには笑っている自分のことだけ、綺麗なところを覚えていてほしいんだ。すずが嫁入りするまでの哲はいつもムスッとしていたから、その反省でもありそう。
・哲、幸福だけ歩こう
いちる

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