mingo

この世界の(さらにいくつもの)片隅にのmingoのレビュー・感想・評価

4.3
生きている限り時間は誰にも平等であり日々は更新される。戦争という歴史を日本国民が顧みるという映画においてこれほどの傑作は今後うまれる気がしない。前作よりも人間ドラマに厚みを持たせ、「アニメ」というより「映画」になった第一印象。最近やたらと孤独を味わう日々だっただけに人恋しくなったうえに「共有」すべき映画財産の爆誕である。人生て楽しいことより辛いことの方が多い、だから味気があって楽しいのは言うまでもないけど、改めて戦争における生活の悲惨さの中の小さな幸せに笑みが溢れ、創作から故人に想いを馳せる素晴らしさを感じさせてくれた本作にただただ感謝しかない。身近にいる家族、好きな人、友人を心の底から大切に思う。大傑作!!
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