“ありがとう。この世界の片隅に うちを見つけてくれて”
3年前にも聴いたこの言葉は
さらにいくつもの42分間が加わったことで
様々な意味を含んだ
とてつもなく深い想いに変化する
あの戦下の日常を懸命に生きた人々が
心の奥底に仕舞い込んでいた秘めたる想い
なぜ人はうまれ 出会い 別れ
そしてまた出会い 生きていくのだろう
ひとりぼっちと感じることが
チカラとなり
愛を生み出していく
こんな単純な言葉の羅列が
もはや間違っていると思うぐらい
“この世界に居場所は そうそう のうならせんよ”
と語りかけてくるリンさんの言葉に
心は激しく揺さぶられた
この作品を観ないで生きていくなんて
それはそれで贅沢な人生なんだと思いますよ