前作はレンタルで視聴し、
満を持しての劇場での鑑賞。
本編の7割程は既に分かっている
内容だったが、
感動する事に変わりはなく、
空襲場面に関しては改めて、
その恐怖感が感じられた。
相も変わらず、
戦時下の市民の日常を
穏やか且つ残酷に描いていて、
観ている側を惹き付けつつ
戦争自体やその国民の在り方を
考えさせられる内容となっている。
追加場面についても
余計に感じる事もなく、
主人公すずの心情描写が
濃くなった事で、
ドラマに厚みが生まれていて
好印象だった。
"この世界の片隅に"という
題名の意味が、追加場面によって
強くなったと感じられた。
2回劇場に足を運んだが、
2回目は祖母と一緒に鑑賞。
観終えた後には、昔を想い起こす
祖母の表情があった。