りり

映画 としまえんのりりのレビュー・感想・評価

映画 としまえん(2019年製作の映画)
2.2
去年8月に閉園した遊園地「としまえん」を舞台にしたホラー。女の子5人グループで遊びに来て、ふざけて都市伝説の肝試しを試したら恐ろしいことに…という物語。
としまえんといえば都民には馴染み深い遊園地だったけど、近年は施設の老朽化が目に見えていて確かにこの物語にあるような怪談が生まれそうな趣もあったかも。閉園したいまとなってはありし日のとしまえんの様子が見れるので懐かしい気持ちになれる。
ホラーとしても出来がよければ最高だったんだけど、そこは残念ながらちょっと微妙。脚本も整合性に欠ける上、女子グループのギスギスした感じを見せられるのでちょっとつらかった。
というか、園内で友達と連絡つかなくなったら普通インフォメーションセンター的なところに行くと思うのだが、そういう素振りが全くないのがおかしかった。せめていつの間にか園内が無人であることに気付くシーンでもあれば、自分達が異世界に来ていて他人の助けを借りられないことがわかるし、もっと怖がれると思うんだけど…。

余談だが、映画内でも重要アイテムとして出てきたカルーセルエルドラド(メリーゴーランド)はレトロで大好きで、大人になっても行くたびに乗ってた。起動するとギシギシ音がしておもしろかった。またいつか乗れる日が来るといいな〜。
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