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映画 としまえんのNowLoadingのレビュー・感想・評価

映画 としまえん(2019年製作の映画)
2.2
 本日の一本。

 まずこの映画をなぜ観ようと思ったかである。正直に言うと地元だからである。特にこの映画内にはほぼ登場しなかったがとしまえんプールは毎年欠かさず足を運んだ。今でも映画は大体としまえんのユナイテッドシネマで観賞する。そんなとしまえんの映画自体は知っていたが興味もなかった。そんなときネトフリをタラタラスクロールしていたらこの映画があった。そして今週末に配信が終わるんだとか。てなわけで早速視聴した。

 感想を一言で言えば今はなきとしまえんの貴重なプロモーションビデオであった。つまり映画としての価値は感じられなかった、ということになる。この映画の見どころは一瞬スタッフのオジサンとして出る竹中直人と突如として現れたメインゲートと遊園地の橋が崖になっていたことだ。あまりのちからワザに笑いを堪えきれない。あと怖い顔しているの?顔芸の間違いじゃない?という感じの脅かし。

 としまえんの呪いは地元民ならまぁ有名な話だし、それを軸にホラー映画にするのも触りとしては悪くないと思う。しかし怖くないのだ。それは先程も触れたように怖い顔芸をしているから笑かしにきているのかと思うようなシュールギャグになってしまっているからである。そんで登場人物も全くこうなんというか感情移入できないキャラが並び、怖いのは人間関係ということなのかどうなのか知らないがそれもタダの胸糞悪い話であるというだけ。

 もちっとこうホラーならゾクゾクさせて欲しかったなぁというのが。でもファミリー遊園地としまえんにそれを求めてもしょうがないか。でもカルーセルエルドラドの使い方が下手くそなのは許し難い。そんな記憶と思い出に浸る映画である。つまり地元民以外にはとてもオススメできない。地元民が思い出のタネに観る映画。
(例えば、成人式やってたプールの脱衣場のとこで恐怖体験させるみたいなことはできたんじゃねえの?あそこ真っ暗だったら意外と怖いと思うよ)
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