ポケ文太郎

性本能と原爆戦のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

性本能と原爆戦(1962年製作の映画)
3.0
1962年 アメリカ🇺🇸

変な邦題ですが💦
『失われた週末』『ダイヤルMを廻せ!』のレイ・ミランド監督・主演作品

ある日突然ロサンゼルスがどこかの国から原子爆弾で攻撃されたと知った家族のパニック映画

レイ・ミランド演じる父親と妻、娘、息子の四人家族はキャンピングカーで旅行に出た道中で「原爆が落とされたらしい」と知ります
なので冒頭、家族は半信半疑ですが父親だけはこの先を見据え食糧などの物資を揃えて避難しようします

ここでの“父親”かなり強引で古いアメリカ人が理想とする“強い父親”そのもの
女子供は彼に従うだけーの構図です

半ば強引に物資を集め、他の人を受け入れず、この家族は山の中で避難生活をします

いつもアメリカのパニック映画を観ても思うのですが…
自分と家族の事しか考えないんですねぇ
多少傍若無人でも“家族のため”だったら“正義”なんですねぇ
自分と家族さえ助かれば他人はどうでもいいんですねぇ
というか他人は全員敵なんですねぇ
「みんなで協力し合う」なんて考え端から持たないんですねぇ

ビックリするようなオチはありませんが、今も昔も変わらない典型的(理想的?)なアメリカ人の事が学べる映画でした😊
ポケ文太郎

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