吹き替え版のおちゃらけ感が滑り倒してて無理だったので字幕版で見た。字幕版もそんなに面白くなかった。
ガビ〜〜ン!みたいなSEがしんどすぎる。
前半は現代パート、後半は伝説パート、そして最後にまた現代パートに戻ってくる。この構成はバーフバリ全体と同じ。
現代パートが特に面白くなかった。
衒いなくCGをぶち込んだ映像をみて、ラージャマウリ監督ってやりたいことは全部やるって感じだよなと思った。何て言えばいいのか、製品的な完成度よりも自分のイメージを表現することを優先させてるというか。
バーフバリでようやく表現したいことに映像技術が追いついた感じなのか。
この映画の、連続したシーン内での場所の不連続性(氷原から急に砂漠に切り替わる)とか、極端な輪廻転生的思想(自分の運命の全てが前世の因縁によって規定される)はバーフバリにも受け継がれていて、そういう点でこれがバーフバリの原型になった映画というのには納得なんだけど、これとあれの間にある面白さの差がなんなのかはよく分からない。
こっちに目線を向けて「どう?面白いっしょ?」みたいな感じを出してきてるのがしんどいとか、そういう細部なのかもしれない。
伝説パートでの、ドラムに合わせてコピペされていく踊り子達はかなり面白かった。