きのぴ

マガディーラ 勇者転生のきのぴのレビュー・感想・評価

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)
3.5
ラージャマウリ監督の初期作品。ストーリーや構成はバーフバリによく似ている。前世の因縁を400年後の未来で清算するという、これまた神話のような設定で、ツッコミどころは大いにありつつ分かりやすい展開を素直に楽しめた。
RRR、バーフバリ、本作と遡りながら観ると、ラージャマウリ監督の腕前とボリウッドの映像技術の進化がよく感じ取れる。いかにもインド映画な破茶滅茶感、荒削り感が目立つ本作と最新作のRRRを比べると、ボリウッドの美味しいところは残しつつ、世界に通用する演出力・脚本力が着々と培われてきたんだなぁと、なんだか感心してしまった。やはりインド映画の未来は明るいぜよ。
エンドロールで監督がダンスに参加しちゃうのはこの頃からなんだね。
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