夏色ジーン

ディール・ブレイクの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

ディール・ブレイク(2014年製作の映画)
3.3
感想川柳「ハンネスは 迂闊で不運さ 致命的」

予告が気になって観てみました。(。_。)φ

父の背中を追いかけて、アイスランド警察の内務調査室に勤務することになったハンネス。ある日、麻薬の売人として名を馳せるグンナーが逮捕され、本人からの指名でハンネスはグンナーと面会することに。そこで、父の親友でもあり麻薬課のトップに君臨するマルゲールが、裏社会に精通するセルビアの商人セルゲイと手を組み、悪事を働いていることを知らされるのだった…というお話。

いわゆる『ギャング』と『麻薬課』と『内務調査室』の争いを描いてます。(;・∀・)

今まで観たアイスランド映画は『DEEP』『湿地』『ミッシングチャイルド』『静寂の森の凍えた姉妹』『殺意の誓約』など、北欧っぽい暗くて不穏な作品が多め。(゜ロ゜)今作も北欧らしい残酷さと不穏さを孕んでる。


こういう系の作品はギャングが賢くて強い印象ですが、それ以上にハンネスが迂闊で運が悪い(;つД`)それがなければあの人もあの人も…。

セルゲイも悪人なりに事情があってなんか複雑な気分。(゜_゜)マルゲールは同情の余地はないかな。今作の悲劇の7割はこの人のせい。(-。-;)

『正義』にしろ『悪』にしろ弱味を握られちゃイカンなぁ〜(´д`|||)現実の世界でもありそうで怖いわー(;´д`)ズル賢いというか抜け目ない奴が最終的に勝つ。だいたい"守る者"がいてこそ強くなれるという作品が多い中、これでは弱点でしかない。( ; ゜Д゜)"守る者"が居ない奴の何とイキイキとしたことか。

優秀な弁護士がいる頭の良い悪党には『正攻法』は通用しない。それをどうにか捕まえるには『法を犯す』しかない。法を守る方なのに『法が足枷になる』って皮肉だわ。(*_*;


気になるセリフ
『ミミズが大きくなれば、鳥のくちばしも大きくなる』



んでまず(^_^)/~~