このレビューはネタバレを含みます
金持ちで傲慢な男が進める、かつて戦地だった場所の開発工事。
それを止めようとする活動家の女と一緒に事故に遭い、気が付けば戦場へと飛ばされてしまう。
そこでなんとか元に戻ろうと奮闘しながら、父の代から分からなくなっていた自分のルーツを知る。
って話なんだけど…。
主人公の男に1ミリも好感が持てないから、最後なんだかんだで爺さんを見つけて目覚めて、同じくずっと昏睡状態だったはずの活動家女に愛してる…！みたいに終わるんだけど、はぁ？って。
女も女で、会って少し話したあとすぐ昏睡してたはずなんだけど、いつ惚れたのこんな男に。
過去編の戦地の状況なんかはとても良く出来ていて良かっただけに、主人公がもっとちゃんとしているか、子供(主人公の父)が居るとは知らずに戦地で戦った祖父に 孫です、と伝えて現代に戻ってきた時点で、父もまた愛を信じるような男になっていて自分の身分も変わり、女とも出会ってなければ事故もなかったけど、家族の幸せがあるぜ みたいな終わりの方が好みだったかなあ。
面会謝絶の病室に勝手に入り込んでキスして放り出されるシーンとか意味が分からん。
ほんとは昏睡していたんなら、アレは主人公の妄想？
活動家女に惚れている助手の人のほうがよっぽど良い奴だし、そいつを貧乏人と見下して不要に当たりが強い主人公は もう戦地ですぐ死んで良いぞ、って思いながら観てたわ。
主人公が不快で嫌な奴って誰が得するんだろ。段々改善されていくなら良いんだけどな。
