カナダの鬼才ガイ・マディンの6分弱の短篇。
ベルトコンベアで棺桶を流す葬儀屋のニコライと、キリスト受難劇を演じる俳優のオシップ。
2人の兄弟は、地球の核を研究する科学者の女性アンナを愛していて、アンナも2人が好き。
ある日、アンナは地球の心臓部に致命的な心臓発作の危険があり、あと1日で地球が終わると分かってしまう。
地球最後の日、アンナは兄弟どちらを選ぶのか?
兄弟2人がコンペで争う中、事業家のおっちゃんAkamatovがダークホース的に登場。
金に目がくらんだアンナはAkamatovと結ばれ、地球の心臓部も致命的な心臓発作が...
地球を救わねば!と目が覚めたアンナは地球の心臓部へ向かい、彼女自身が新たな心臓部となる。
世界には、KINO! KINO! KINO!(映画!)と様々な映画が生まれ、それを見つめる人々。
「Time, Forward!(Georgy Sviridov)」という曲と、平均1秒2shotというカット切り替えのカッコよさで、ハイテンションな『月世界旅行』や『メトロポリス』な感じでした。