集団心理である「傍観者効果」の実例として有名なキティ・ジェノヴィーズ事件や、滋賀電車内駅構内連続強姦事件などを彷彿とさせる内容だった。
ラストシーンを見るに、スリラーよりもこの心理効果の恐ろしさと厄介さを1番に伝えたかったのではないかと思う。
団地のど真ん中で起きた殺人事件を目撃してしまったあげく犯人に把握されてしまった主人公は、自分と家族の安全を危惧してなかなか警察に証言しようとしない。
でもこの主人公をはじめ、他の目撃者達に安易に非難なんてできないわけで…😅
私だってこうなるだろうしっていう。
ただとにかく犯人がタチ悪すぎた。
目撃者絶対殺すマンな犯人が怖ぇよ…。ダダダダっと廊下の向こう側から全力疾走してきて襲う殺人スタイルが凄い怖かった。
雰囲気あるし退屈しないし気楽に見られるスリラーだったのと、ラストシーンの背筋寒くなる余韻も併せてこの映画は私にハマった