ダイナ

ノーマーク爆牌党のダイナのレビュー・感想・評価

ノーマーク爆牌党(2018年製作の映画)
2.6
原作はギャグ多め闘牌多め、非効率な手順で相手から当たり牌を誘う「爆牌」の謎を追求する人達を描く面白い麻雀漫画です。麻雀好きな人には是非勧めたい作品です。原作がコミカルな作風なのに対し実写版は雰囲気がシリアス。全体的に重い雰囲気のドラマは既読組としては期待していたものとは違いました。

漫画全8巻に対し5巻までを映しているのが本作(やや改変はあるものの)。個人的に一番盛り上がるのは名脇役が揃う終盤だと思っているのですが実写では名前しか出ずストーリーもとてもキリが悪いところで終わっています。原作はこの後登場人物達が試行錯誤して最終決戦に向かう流れになるのに対し映画の終わりは初見の人消化不良でモヤモヤしそうですし、本作を観て原作面白そう!と購入に繋がるのかは疑問です。

実写、何を楽しむかと言ったら闘牌部分か役者の演技か。個人的にはどちらも不可寄り。日常部分のギャグが多かったら闘牌時の真剣さにもメリハリが効くと思うのですが終始重い雰囲気でした。深夜帯ドラマでじっくり最終巻まで映しコミカル要素を足したら人気出そうだと思いました。
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