ジュニアのtjrのレビュー・感想・評価

「RAW」「TITANE」のジュリア・デュクルノー、短編から作家性が爆発してる。

思春期女性の身体の変化をボディホラーとして描く、ある意味で王道の作品。
にしても「RAW」のギャランス・マリリアーとはこのときからのタッグだったのね。

長編になるとメッセージや表現が抽象的かつ重層的になるので、これくらい分かりやすい取扱説明書的な短編があるとすごく助かる。

ガイ・ナティーブの「SKIN/スキン」もそうだけど、短編でメッセージ性と才能を評価されて長編に繋がるのめちゃくちゃかっこいいな。