shuco

アラン・デュカス 宮廷のレストランのshucoのレビュー・感想・評価

5.0
こんな人いたんだー✨
トップに立つ人は生きてる世界が違うけど周りの人たちへの感謝も忘れない。
若い世代を育てることに尽力して常に部下と知識を共有したり謙虚さや探究心もある優しい笑顔の彼にすっかり参りました。
スタッフへ新規開店の辛さを労う彼も素敵でした。

刺激を求めて1年に4〜5回も来日することにも驚いた。
映像では東京へは自分の店のチェックや料理番組への出演。
2年間の同行取材で料理をしたのはこの番組の時だけだとか。
京都ではお店巡りをして新しい情報をインプットしてた。
彼が訪れて絶賛してた鰻屋さんと天ぷら屋さんは行ってみたい!

ヴェルサイユ宮殿内に開業するレストラン『オーレ』(王の口)の準備段階から開業までがメイン。(夜は貸切のみ)
建物の音響具合や給仕の制服や食器もチェックする五感の音楽の指揮者。


ヴェルサイユ宮殿での晩餐会を受け持つことは25年間に10回くらいあったそう。
大統領へのサービスについて聞かれても、
お客様だよ
と他の人とは区別していなかった。

機内食の自分の料理もチェック。
機内で見ていた料理本のイラストがかなりかわいかった。


彼が目指しているのはグローカル(グローバル+ローカル)
フランスをベースに各地の特色を活かしたいから彼の生活は移動だらけ。

イラン式製法をしっかり学んでる中国産キャビアを全店で使用しているらしい。
チョウザメのお腹から大量に出てくるキャビアを初めて見た。

フィリピンの恵まれない子どもたちへ無料で施設を提供していたり。
施設長の部屋にフランシス教皇の写真を見つけた。
オリンピックが開かれていたリオでは
選手村の余剰食材を使って貧困層へ提供してた。

サービスは速さが成功の鍵
素材や技術よりシェフの魂
美食産業は思い出の売り手

全編通して彼の言葉すべてに感動してた
shuco

shuco