海嘯

mid90s ミッドナインティーズの海嘯のレビュー・感想・評価

4.0
開始10分で大喰らい。
まず兄ちゃんの部屋にある音楽を一個一個書き写す描写…好きなものの憧れとして、また兄への憧れとして、っていうのが詰まってた。弟ってこういうことするよね、もうなんか、すげぇな。それでこれはまだ持ってないからってプレゼントするところもずるい。お金問題もね、ほんとね。
憧れから好きになる過程…会話に入れなくて、いいレスポンスができなくてちょっと苦しいシーン。何か言わないと空気なアメリカにおいてはもっと濃いシーンなんだろうなって思う。話を振ってもらった故にちゃんと返せなくて空気が澱むあの感じはもう日本人でも大ダメージ…。言語の壁でも同じようなことが起こるので私の心はここで半泣き。
そしてなんだかんだ兄が兄…親でも友達でもなくて兄弟…私はこのなんだかんだ姉になれてないな…
背伸びから始まって友達と呼べる友達ができたね…泣
ただ、友達と言えどずっと同じ形では居られないんだなと思った。でも何やかんや友達なんやわ。すげぇこの映画。
海嘯

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