やっぱり90年代半ばの空気感はいい。
インターネットに毒されてないくて、雑多な感じがありつつ、奥底には闇もあるのに全体的にキラキラしてるあの感じ。
スティーヴィー（主人公）が背伸びしたくて、タバコとかデートとか未経験なのを隠そうして、バレバレの嘘をつくところとか、微笑ましくてニヤニヤしてしまう。
最初はそんなスティーヴィーの無理して背伸びしてるところを中心に進んでいくけど、後半はそれぞれの仲間の関係性が浮き彫りになってくるのが面白い。
仲間にレイという常識人がいる事で、スティーヴィーはハメは外すけど道は踏み外さないでいられてる。
そんな危うさと安心の両方を感じられて良い映画だと思う。
最後映像、あの終わり方も良かった。
