少し年上のかっこいいお兄ちゃんたちに憧れて、仲間に入りたくて見よう見まねでいろんなことに手を出していく主人公。ティーンの時って、少しの年齢差でもすごく大人っぽく見えるし、お兄ちゃんたちが知ってるカルチャーの全てが新鮮で刺激的なんだよね。その気持ちめちゃくちゃわかるよ。
みんなスケーターなのに演技もうまくてかっこいい。レイは少しトニーアルバみを感じた。
全体的にはロードオブドッグタウンを彷彿とさせる。どちらも青春群像劇というと聞こえはいいけど、各々将来の不安や極度の貧困、複雑な家庭環境など、彼らの背景にはいつも問題があって。
どうしようもない現実を吹き飛ばすように、スケートボードを走らせる姿が眩しい。口数が少なくたって、目指したい未来が違くたって、彼らの絆は深いのだ。
