木曜日31

mid90s ミッドナインティーズの木曜日31のレビュー・感想・評価

3.5
90'sを感じるフィルムの映像、爆音の音楽。そして変化していく表情のアップ。
自然に、流れるように進んでいるような心地よさがありつつも、大切な部分を印象的に表現してバッサリ切り取って、ひとつひとつをコンパクトに繋いでいるような映画にみえた。潔い終わり方も最高。(「ガンッ」とか「バキッ」とかキライなんで半分耳を塞ぎながら観ました)
目を塞ぎたくなったり、眉間にしわが寄るような苦さもあり、でもそこにしかない輝きがあり、弱さも強さも、それがすごくまぶしい。この対比はもしかしたらすごくリアルなのかもしれないし、両方を感じられるのがすごくよかった。

レイの「その必要ないだろ」という言葉と表情は観賞後もしばらく頭から離れないでいる。
(スケボーしてたら楽しめるやつ)