自分より強いもの
自分に無いものに憧れていた
その光は 端からは鈍くとも
自分には光り輝いて見えた
ずっと背伸びをしていた
そうすれば
もっと違う景色が見えるはず
真似をすれば ついていけば
自分にだってできる
なんだってできる
そう思い込んでいた
この匂い
この熱さ
この痛み
端の切れた四角い箱に詰まってた
見えないところには何にもない
だって
そこに全てが詰まってるから
丸い景色に余計なものは何もない
そこにあるのは
刹那を生きているということだけ
コンクリートの上にいる
違う痛みを知る仲間だけ
mid 90s