K助

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; AgateramのK助のレビュー・感想・評価

2.5
スマホ用ソシャゲで大人気のFate/Grand Order。そのシナリオの中でも評価の高い「第六特異点 A.D.1273 神聖円卓領域キャメロット」をアニメ化したものの、前編。

導入部分からして、ゲームを遊んでいない人は置いてけぼりな展開(観続けていても、最後の最後までフォローなし)。
シナリオも、原作(ゲームのシナリオ)をほぼベタで乗せただけなので、メリハリに欠けてしまう。
そして、絵はTV放送されていた『絶対魔獣戦線バビロニア』と同レベルなので、はっきり言って劇場公開はキツいレベル。
おまけに、上映時間は90分なので、コスパも悪い。半年前に公開されていた『劇場版Fate/stay night Heaven’s Feel』とは、絶対に比べてはいけない。

それでも、ファン限定であれば、それなりに満足は出来る。
声優の熱演を聞きながら、放浪の騎士ベディヴィエールと円卓の騎士ガウェインやトリスタンが戦うシーンは、燃える。古代ペルシアの大英雄アーラシュが、我が身を犠牲にして放つ宝具のシーンは、やはりクるものがある。

でも、それって原作を遊んだ人の楽しみなんだよね…。
K助

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